2010年7月2日金曜日

乳歯の神経治療

乳歯の虫歯の場合。症状や乳歯の種類や、永久歯へ交換時期などを、考慮して、当然、神経治療が必要なケースはあります。 ただ、子供さんの治療への協力度にもよりますが、乳歯の神経治療は治療部位への唾液混入を阻止することが難しいことと、レスポンスが、高いので、神経治療によって、かえって、炎症が拡大する可能性もあったりで、なるべく神経治療をせず、交換期まで、虫歯の拡大を抑制していく方法も、取られたりします。 神経管が汚染されると、ばい菌は、その神経管を汚染するばかりか、根っこの先から、骨の方に汚染が広がっていきます。そこには、既に、永久歯胚と呼ばれる、永久歯の卵みたいなものや、既に、崩出途中の幼若な永久歯があります。それを炎症から保護する必要があり、場合によっては、神経治療がとても大切になります。 したがって、子供の歯だから、神経治療までしなくても....ということはありません。 ご安心ください